「叱る」スキル

こんばんは。宮岡です。

 

 

最近、塾のバイトを辞めたいと微かに思っていましたが、代わりのバイトがある訳でもなくこのまま続けそうです。

 

塾のバイトを辞めたくなった理由は、「塾の先生」という肩書に対する不信感からでした。

 

生徒一人ひとりにキャパがあるのに「お前は10時まで残れ」と言ってみたり、90点を取って喜んでいる生徒に対して「まだまだだな」と言ってみたりと。

 

「厳しさ」にも効果のあるものと無いものがあるはずで、これらの発言は効果が「無い」側だと思います。

 

 

また、塾の先生という人種は、怒りなれているので、ふとした瞬間に理不尽な怒り方をしてしまうことがあります。

 

遅刻した生徒や宿題をしてこなかった生徒に対して「やる気あるのか」とか「何回言ったらわかるんだ」という怒り方をするのは何か間違っている気がしています。

 

 

つまりは、愛のない怒り方を正義だと勘違いしている糞野郎が多いということです。

こういった人たちは、これっぽちも尊敬に値しません。

自己中クソバカおたんこなすです。

 

 

 

それで、塾講師のバイトを辞めたくなった瞬間があった訳ですが、一応もう一つ理由があります。

 

それは、自分に人を変える能力が欠けていると気づいたからです。

 

授業は平均より上手いと思っていますが、「英数国理社をこの子に教えたところで、この子の幸福度は上がるのか」と自問自答してしまいます。

 

それよりも、大事なことは沢山あるはずなのに。

 

まあ、そもそも塾に来ている人はその「大事なこと」(=生き方)を学びに来ているわけではなく、生き方や進路を広げる武器(知識)を買いに来ているわけなので、僕が間違っています。

 

 

でも、英数国理社は置いといて、何か間違ったことをしている生徒に対して、叱る能力は大切です。

 

僕に怒らないというポリシーがあるから、ほぼ無理な課題なのですが。

 (「無理」と言わないというルールも自分の中であるけれども、特例で「無理」や)

 

 

叱るスキルは身に付けなければならないと思いますし、ガツンと言う能力も身に付けたいところではあります。

これが、僕に足りていない所だと思いますし、普段考えていることをoutputするためにも必要不可欠なことだと思います。

 

短所をつぶすより、長所を生かす方が良いのはわかった上で、人を叱るスキルは僕の長所を生かすために必要です。ジレンマ。

 

 

 

でも、生徒の遅刻には一生怒れない気がします。

ADHD的な面を持った人は遅刻しやすくなるということを知っていますし、塾のことを好きな度合いも違うだろうし、なんだろう。

人それぞれというか。いろんなものをステータス化・数値化したときに、ある意味その子にとって、遅刻が運命なのだとしたら、根本的に塾が嫌いなのか、時間感覚がないのか、、そういった問題が根底にある気がします。

 

宿題をしてこない子もそう。

 

行動を抑制させるよりも、賦活させた方が健全だと思ってしまうから、授業中に計算の速さや、問題の難しさ、集中力や、諸々を褒めるようにはしているし、「こんなことも俺はわからないのか」と思わせないように「これはこのページで一番難しい問題や」っていう前振りをしたり色々やることはやるけれど、叱ることはできぬなぁ。

 

 

でも、塾っていう職場が練習場として最適だと思うな。

アルバイトの先生で叱る人って少ないから、強みにもなるかもしれん。

 

慣れたらいける。がんばろう。